2018年

10月

04日

サンレコに掲載されました。

サウンド&レコーディングマガジン 2018年11月ご号に、DJ QueSakamoto君とのユニットがインタビュー記事と写真で、Studio B.Iも掲載されました。

 

FBにも書きましたが、若かりし頃この雑誌を毎月読んでは、レコーディングや音作りを学ばせてもらったお師匠さんのような雑誌です。今度は自分が載る番になった?ということでしょうか。。感慨深いものがあります。

 

それにしても、、ソノシート付!とは、なかなかマニアックな企画ですねぇ。いつのまにかサイズも一回り小さくなって、でも中身はなかなか濃い記事。ネット全盛の時代に雑誌メディアも頑張ってるんだなぁと、久しぶりにサンレコを手にして思いました。

 

編集者のTさん、色々とありがとうございました!

2017年

6月

04日

初舞台?を終えて

「古事記~日本の始まりの物語」音楽(作曲、編曲、エンジニア)、音響、効果、アルバム制作、プロジェクター操作!…1人何役こなしたか(笑)なんとか無事に千秋楽を終えました。

 

舞台の劇伴は今回が初めてではありませんでしたが、とにかく制作のボリューム、5日間8公演という大掛かりなプロジェクト、しかも尋常でないキッカケ(曲のスタートやマイクのオンオフ、幕の上げ下げ等の決まりごと)の多さは、初舞台!?と言って良いほどの緊張感でありました。

 

それにしても、この舞台のため50曲以上の楽曲や効果音をたった2人で良く作ったなぁと我ながら思いますが、終わって見てまず思う事は自分の(無茶な?)頑張りよりも若干22歳、もはや僚友?金銀姫ちゃんの成長でした。そもそも、オープニング曲の一発OKから彼女の快進撃は始まりましたが、ハーモニーの扱い方、制作当初はちょっと拙かったオーケストレーションも数回のアドバイスでモリモリと力をつけ、7幕ラストのアマテラスが全軍出撃を命じるシーンでは、葛藤の中で大神としての責務を果たすべく号令を発する、悲しみと威厳に満ちた感情を見事に表現してくれました。もちろん、アマテラス役、鳳さんの名演あってのシーンですが!

 

公演に入ってからも、当初はインカムのスイッチを押すのでさえ緊張していたバリバリの舞台初心者が、気がつけば100を超えるキッカケのSEを物怖じひとつせずにパシパシ叩く、しかもテンパるオッさん(私と音楽監督w2人を尻目に毎回ノーミス!

 

この急成長、若さとは力なり?なのか、そもそも彼女の資質だったのか?今回の公演をキッカケに眠っていた力が一気に覚醒した感がありました。そして彼女を人選した自分にエライ!と自画自賛でございますw

 

音響エンジニアとしては、結局そんなこんなで助手の金銀姫ちゃんをSE担当に取られてしまい殆どの仕込みから調整までをワンオペする激務でしたが、ご来場の方々からも好評を頂き、自分としても出来ることの大半はやれたかなぁと、一応満足のいく仕事が出来たと思っております。

 

音響?音楽鳴らしただけ?では無いのですよ~。実はステージをグルり7本の目立ないマイクで囲み、イザナミの怪しい台詞のエフェクトもリアルタイム(録音だと思っている人多いと思います!)、音楽のバランスも指先で常に微調整しながらの連日オペレーションでした。

 

台詞と音楽のバランスも、自分で音楽を作っている事もあり、やはりなるべく音楽は音量出して聞かせたいとはいえ台詞とのバランスを考えなければならないので、役者さんとの息を合わせた音量の調整には細心の注意を払い、毎回試行錯誤の連続でありました。3日目の昼公演、全体的にお客様の年齢層が高めだったこともあり、あえて音楽の音量は控え目にセリフの聴きやすさを最優先でバランスを取っていったところ、意外にも最も程よいバランスのポイントを見つけ、それを境に自分の中での答えがかなり明確になり、迷いのないコントロールが出来るようになった感があります。

 

何事もやってみなければ分からない、現場で掴めるものは大きいなぁと改めて感じるところで あります。。

 

それから、これは書かずにはいられません。フルートのyukkoさん!フィナーレ、テーマメロをボレロ風にアレンジした曲冒頭での完全ソロを完全暗転中の板付からの演奏!分かる人には分かる!暗闇に向かってバンジージャンプするかのようなフェーダー上げるこっちの指も震えるシチュエーションを見事にやり遂げてくれました。ほんの十数秒しかないソロではありますが、心からブラボー!です。

(舞台見た方、録音の当て振りだと思った方多いと思います。生だったんですよー生!!思い出して感動して下さい!!

 

そしてそして、舞台監督のワタナベさん、この超ハイテンションな舞台をよくぞここまで仕切ってくれました。人として舞台人として、素晴らしい仕事をする人っているんだなぁと心から思える方でした。

 

あぁ、照明さんも素晴らしかったなぁ!若干20代(なんですよ!!)の若き才能をまざまざと見せて頂きました。もう書き出すとキリが無いのですがw 10年後…20年後はどんな大御所になられるのでしょう!?ご一緒させて頂いた事を光栄に思います!

 

さて、今回の舞台、本当に大勢の方にご来場頂きました。この場を借りて改めて、心より御礼申し上げます。

 

そしてこの機会必死でしたけど無条件に楽しかった!を与えてくれた劇団歴史新大陸と同局長、後藤氏に、そしてもちろん舞台上で演じた全ての出演者の皆様へ「ありがとうございます!お疲れでしたぁ!」と送り長文締めさせて頂きます。ご拝読ありがとうございました。m(_ _)m

 

追伸

 

肝心の!?音楽そのものについても色々と書きたいのですがまた次回、時期未定ですw

2017年

5月

09日

舞台「古事記」について

Facebookにあまり長々と書いては失礼?なので、たまにはブログを有効活用!というわけで、先ずは見て下さって有難うございます。

 

さて、今回のお芝居についてですが

 

劇団歴史新大陸10回本公演

「古事記-日本の始まりの物語」

でございます。

 

オフィシャルサイト

https://rekishin.com/

 

実は当初「音響」で参加だったのです。それがいつのまにやら音楽担当に。一言で言えば勢い!?というか、面白そう!だったから、なのですが、二言、三言を言わせてもらえれば、この劇団歴史新大陸、過去作品や脚本のクオリティ、役者さん、スタッフ、集まる人達の良いものを作りたい、届けたいという心意気そんな諸々を見て、いい事やってるなぁ!面白いじゃないの!音楽!?作るよ!作ろう!!と、なった訳です。

 

つまり、やりたくてやっちゃってるわけですねぇ(笑)だから、声を大にして言いたい!?やっつけ仕事ではありません。自分は劇伴専門家ではありませんが、器用貧乏の真骨頂!?作曲家、アレンジャー、マニピュレーター、エンジニア、DJ!?名刺に書いてある全業種フル稼働。やれる事は全て、全力でやっております。

 

だってやるからにはねぇ、半端やっても面白く無いっすから。。。

 

そもそも私、アングラからメジャー?、クラシックからPOPSからテクノまで?、スタジオ、音響、舞台、照明、、、裏も表も上も下も縦横無尽、神出鬼没の音楽屋でここまでやってまいりました。(本職は何?と聞かれる事が多いのですが半端者とのお叱りも重々真摯にお受けいたします。。)

 

そんな自分だからこそ出来る、あらゆるジャンル、様々なカテゴリーのテクニックを駆使して一つの作品として発表できるというのは、この上ない事でもあり、自分でも驚くほどのモチベーションで今回の製作、取り組んでいるわけです。

 

ところで、公演の中身は2時間を超えますが、Facebookでも書いたとおり、曲数50以上、いまのところ作った曲を並べただけで約90分!

全曲書き下ろし、出来立てホヤホヤ(昭和語?)音源です。

 

ここまで音楽が流れまくる「芝居」は、たぶん他では無いと思います。場面によっては芝居に合わせて曲を現場でアレンジしているので、まるで映画のような舞台演劇です!

 

脚本はすっごく良いです。最初に読んだ僕の印象はスターウォーズの46(!)ですね。古事記スゲエ!面白い!です。

 

役者さんたちは僕から見れば若い人が多いですが、皆さんスバラシイ情熱をもって演じてます。殺陣(いわゆるチャンバラ)はさすが歴史物専門劇団!スゲ~!かっけー!です。石見神楽は大迫力、感動モノ。

 

デフォルメ無しで、純粋に子供から大人まで、誰が見ても楽しめるエンターテイメントです。

 

なので、普段あまり自分の宣伝はしないのですが、今回は本当に1人でも多くの方に見ていただきたいと思い、全力で宣伝!させて頂いている、次第です(^^)

 

そして最後に、この無謀?なチャレンジにまんまと巻き込まれw 期待以上の仕事をこなしている金銀姫(キムウニ)ちゃん、ついこの四月に学校卒業したての超!若者ながら、しっかり相方を勤めてくれています。Facebookにも書いてますが、テーマメロディは彼女の作曲です。

 

そしてこの場を借りて、こんなチャンスを与えてくれた劇団歴史新大陸さん、同局長の後藤勝徳さん、そして悪魔wの音楽監督、宇野公章くんに感謝の意をなんて言うのは、無事に楽日まで終えてから、にしておきます(笑)

 

と、いうわけで、長々と読んで頂きありがとうございました。ここまで読んで頂けたなら、そこまで言うなら見てやろう!と、思って頂けると思いますので?是非、劇場でお会いしましょう!

 

ちなみに「音響」ももちろんやってます。全公演、客席の後ろでPAと音出しやってます!これがまた大変で大変で!(^^;)

 

見に来たら声掛けてくださいね(^^)

 

さらについでにサントラも公演会場のロビーで販売予定です。間に合うかどうかギリギリですが。。。。

 

チケットはこちらのリンクからどうぞ!

(予約のみ、清算は劇場受け付けになります。)

 

http://ticket.corich.jp/apply/81531/S01/

2016年

4月

16日

スタジオ近況

ほぼ、1年弱ぶりの更新です^^;

 

今回はここ数ヶ月で導入した機材をご紹介します。

Dynaudio BM14S II サブウーファー

 

30cmのサイズながらなんと18hzまでの重低音再生が出来るモニター用サブウーファーです。メインモニターのBM6Aもスペックでは41hzまでの再生が可能ですが、その下の帯域はどうしても「カン」に頼らざるを得ない部分がありました。

置き場所やチューニングはなかなかに苦労していますが、メインと併せた出音はまるでラージモニター!当たり前のことですが、やはり音は聞いてなんぼです。いままでの悩みも迷いもこいつのおかげでスッキリ解消!・・・もっと早く買っておけばよかったなぁとしみじみ思ってしまいました。

Urei model 1178 Dual Peak Limiter

 

最低限これだけは無いとレコーディングスタジオの看板出せない!?という、説明不要の定番コンプ、1176のステレオ版1178です。

スタジオ開設当初からずう〜っと探していたのですが、やっと良いものに出会えました。UADプラグインのおかげで限りなく本物に近い音は得られるようになりましたが、やはり使い勝手を考えると本物です。同じ理由で最近は1176の実機が売れに売れているらしく!?巷ではほとんど在庫を見かけなくなりました。みんな考える事は一緒なんだなぁと思います(笑)

それにしても、改めて自分のスタジオでじっくりと使ってみて思いましたが、ホントに使いやすいです。何も考える事なく音がバッチリイメージした通りにキマってくれるのは流石というか、初期型の登場から半世紀にわたっていまだに他に代わるものの無い機材である理由を実感!です。

オマケその1、Sequential Circuits Drumtracks リズムマシン

 

新しく買ったわけでは無いのですが、もう20年近く愛用・・・というかほとんど使ってなかった機材なのですが、最近復活!?させました。イイ音してます!

オマケその2、フェンダーのビンテージ?15wギターアンプ

 

私ギタリストでは無いので、アレンジするときの確認用にオンボロギターがある程度でとくにギターアンプは持っていなかったのですが、ステジオで遊ぶ?時なんかにギターアンプがないと何かと不便だったので、近所のハードオフで適当に安い中古(5800円!)を調達してきたのですが・・・鳴らしてびっくり!大当たり!真空管でもないのにナチュラルに歪んで前にぐっと押し出しの効いたような、まさにフェンダーアンプの音してます。つまみのガリもないし、掘り出し物とはこういうことをいうんだなぁと。ただこの絶妙な出音、経年劣化でちょ〜どイイ感じにヤレたせい?だとすると、長くは続かないかも、しれませんが ^^;;;

と、いうわけで幾つか機材を紹介させていただきました。

 

また次回の更新はいつになるか未定ですが、、、引き続きよろしくお願いいたします。

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2015年

5月

28日

LANケーブル

久々の更新です。
突然ですが、LANケーブルって、嫌いじゃないですか?(笑)最近は細かったり平らだったり、多少使い易いモノもありますが、ルーターやモデムに付属のケーブルなんて硬くてクセは取れないし色はダサいし長さもテキトーで絡まるし…。

そんな貴方に?ご紹介します。

我らが?CANARE電気の「移動用LANケーブル」
http://www.canare.co.jp/pr4_017_2.php

一見ちょっと太めのマイクケーブルの様で、中身はカテゴリー5のLANケーブルになってます。これが実によく出来ていて、そもそもLANケーブル(ツイストペアケーブル、といいます)が硬いのは、ケーブルの芯線が細いより線ではなく銅線のために、曲げれば曲がったままクセがついてしまうからです。
このケーブルも同じく中身は撚り合せた銅線なのですが、外被ラバーの厚みと硬さが絶妙で、なんのストレスもなく引き回しも8の字巻きも出来てしまいます。


さて、写真は小規模スタジオでは定番のCUEボックス、Fuaman HDS6ですが、これは二本のLANケーブルで接続されます。付属のケーブルは全くもって普通のケーブル(最初の写真)で、こんなのがグチャグチャとスタジオに絡まっていてはレコーディングどころじゃ無いで!?というわけで、カナレ製ケーブルが出番です。

ついでに二本を収縮チューブで纏め、専用ケーブルの出来上がりです。イイ感じでしょ?
音も…まぁ元々安い回路なので、繊細な音はしませんが…付属のケーブルとは段違いに良くなりました。CUEボックスらしい、高音圧でカチッとした音してます。

ちなみにLANケーブルの自作って簡単です。専用工具が必要ですが、普及してる為かモノの割には安いですね。半田付けも皮剥きも必要無く、長さ合わせてカットして、芯線の順番揃えて(これがちよっと面倒ですが)レンチでギュっと締めるだけ!

作るの簡単だし、何より見た目と使い心地がすばらい!家中のLANケーブルを全部これにしようかとパーツは多めに買ったのですが、なかなか暇がありません。さらに現物を見た人からは作って欲しいと頼まれてしまいバックオーダーが!?(笑)

これ商売にしますかね?

基本料金、1本500円
10センチにつき30円
つまり1mで800円(消費税別)

オーダーメイドのケーブルとしては格安?。。ご注文はコメント欄ではなくメールでお願いします。

…あ。冗談ですよ!

作ってくれと言われれば作りますが、
納期、かかります(笑)



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